FLUTE MUSIC

透き通ったまろやかな音色に魅かれて

フルートを買いました

2020年12月に思い立ってフルートを買いました。今までフルートを吹いたこともないのですが、その1か月前ぐらいから、取りつかれたように急にフルートのキラキラしたあの形に憧れがわきあがり、YouTubeでいろんなフルート奏者の演奏を聴きあさっていると、透き通った丸いまろやかな音色を自分自身で鳴らせるようになりたくなってしまいました。どうやったらフルートを手に入れられるか、いろいろ調べていたら、新品でも安いものなら1万円ぐらいからネットショップで買えることがわかり、ダメでもともと、「エイヤー」という気持ちで買ってみました。3日ほどたって、手元にフルートがとどきました。ケースをあけたら、あこがれていたシルバーのキラキラしたフルートが目の前に。思っていたより複雑な感じでたくさんのキーが並んでいて、「指、足りるかな?」と思ったのが第一印象でした。

最初の音色は「スー」

シルバーのキラキラに、指紋がついちゃうのやだなぁ、と思いながらも、触らなければ音も出せないし、と思って腹を決め、頭管部を取り出し、恐るおそる、リッププレートに唇をつけて、息を出してみました。そしたら、「スー」「スカーッ」という間抜けな音が鳴りました。感想は、「え?」です。聞こえてきた音は、自分の呼吸が、長さ15cmくらいの管を通って出ているだけの音。楽譜に音符で表せない音でした。息の速さや、唇の角度をちょっとずつ試してみると、そのうち、かすかにそれっぽい音が出てくるようになりました。

憧れはマスネー作『タイスの瞑想曲』

練習し始めて、1か月程度たちました。日によって、まだまだ「スー」とか「スカーッ」とか言ってますが、運指表を確かめ確かめですが、音らしい音を吹けることも増えてきました。今あこがれている曲は、『タイスの瞑想曲』。スローテンポの美しい曲で、早くて難しい運指はないけれど、一音一音が丸く、きれいにまっすぐのびやかに出せないと成り立たない曲なので、難易度の高い曲だと思いますが、この曲をきれいな音色で吹けるようになることを目標に、時間を見つけて、少しずつ練習をしていきたいと思います。私の人生で、今日より若い日はない、ですからね。