
こんなにおいしいバウムクーヘンははじめて
バウムクーヘンといえば、子供のころからなじみのあるお菓子ですが、私としては、出されてもそんなに上がるお菓子ではなかった記憶があります。口の中の水分がすべて持っていかれるし、始めから終わりまで、同じ味が続くし・・・。同じ焼き菓子なら、マドレーヌやパウンドケーキ、マフィンなど、ほかの種類のお菓子のほうが好きでした。大人になってからも、好みは変わらず、バウムクーヘンのおいしいお店というのを知ると、食べに行ったり買ってきたりして食してみて、その瞬間は「あーおいしい!」と思うのですが、ほかを差し置いてそれを選ぶか、何度も繰り返して食べたくなるかと言われると、そうでもないなぁ、という結論となることが多かったのです。
私の中のそんなイメージを覆すバウムクーヘンに最近出会いました。治一郎のバウムクーヘンを、兄弟から、旅行のお土産にもらったのが出会いでした。浜松に出掛けて、治一郎のカフェにバウムクーヘンを食べに行ったら、すごくおいしかったので、ということで送ってくれたのですが、受け取る前までは、正直なところ、そんなに期待していなかったのです。ところが、届いたのを切り分けて一口口に入れてびっくり!もう、心の中では、「なんじゃこりゃー!!」を絶叫していました。
ストレスから解放してくれる力をもつ!?
一口食べた瞬間、はちみつの香りが鼻に抜け、いまだかつてバウムクーヘンに対して感じたことのなかった、しっとりとした食感。いちばん外側のコーティングされている部分は甘く、ザクザクした楽しい歯ざわりで、たまごやバターの風味を感じつつ、洋菓子が与えてくれる幸福感を口の中全体で感じつつ、感無量でした。なんて幸せなひと時だったか!!おいしいスイーツを食べているときは、面倒なことも、しんどいことも、その瞬間は忘れていられる。食べ終わったら、すぐにまた思い出すんですけど、脳がリフレッシュできたのか、さっきとはちょっと違う考え方あできることもあり・・、おいしいお菓子は偉大な力を持っていますよね。
まるでカスタードクリームのようなプリン
昨日、普段使う駅の駅ビルに期間限定ショップとして治一郎のお店が来ていたのを偶然見つけ、思わず引き寄せられていきました。店頭に、バウムクーヘンと並んで、プリンも売られているのを発見!「おいしいに違いない!」と思って、夫の分と2つ購入して帰りました。瓶ビールと一緒に出されるグラスと同じぐらいのサイズのカップに入っていて、「治一郎」のロゴが印字されています。カラメルソースは後乗せ方式で、食べるときにお好みでかけるタイプです。
さっそく食べてみました。まずはカラメルソースをかけずに一口。「んーー!!」ひんやりと、口の中にひろがるカスタードクリーム感。スプーンですくった断面がおぼろげになるトロリ感。カップの中をスプーンでかき混ぜたら、液体として飲めちゃうんじゃないかと思わせつつ、でもぎりぎりのところで固形物としてのプライドも感じる、絶妙な柔らかさ。
カラメルソースをかけてさらに一口。まったりと濃厚さがアップして、バタバタした日常から、少しの間私を解放してくれます。そのまま一緒に溶けてしまいたくなるほどの幸福感でした。理想を形にしたプリンとはこれのことかもしれません!あぁ幸せなひとときでした。

